2018年1月10日の昼下がり、松の内を過ぎた靖国通りには、電柱に日の丸がかけられたままで、
風になびく白地に赤が幾重にも重なり、
コンクリートの都会の風景を清々しく見せていました。
靖国神社に着くと、全国各地の神社の絵馬が掲示され、外国人の観光客が興味深く眺めていました。
そして、平日だというのに参拝者の列ができており、まだまだお正月を感じるのでした。
お参りをすませてから一路、偕行文庫へ。
取寄せた軍歴証明の読み解き方を教えてもらうためでした。
職員の方へ軍歴証明書を渡すと、何を知りたいのか?など
突っ込んだことは聞かれず、そのまま席で待つことになりました。
何やらたくさんの文献で調べてくださっているようでした。
そして、職員の方がたくさんの文献やコピーを持って
席に説明に来てくれたのでした。
フィリピン・ミンダナオ島にあるダバオは、戦前に日本人が多く移り住んだ場所で、
人々はそこでパイナップルを育て、パナマ帽を造っていたのだそうです。
ミンタルという街も民が留まるように(民多留)と名付けたかつての日本人街の名残なのだそうです。
終戦末期には戦場となったこの地が
どのように戦火に巻き込まれていったのか
経緯を話さなくてはなりません。
フィリピン戦について① 絶対国防圏の変化
0コメント