大叔父の生年月日が記載された書類は、戸籍関係の書類だと思いましが、
具体的に何という書類を請求すればよいのかわかりませんでした。
そして、直系でもないので、請求できるのだろうかと疑問がわいてきました。
しかし、調べていくうちに
亡くなった人の戸籍の記録が取れることがわかりました。
いわゆる「除籍謄本」というものです。
除籍謄本とは、戸籍に記載されている人が死亡したり、婚姻や転籍などにより新たに戸籍を作るなどして全員が除かれ、その戸籍に誰も在籍していない戸籍のことを除籍簿といい、その除籍簿の全てについて証明したものを「除籍謄本」、一部について証明したものを「除籍抄本」といいます。
除籍全部事項証明とは、コンピュータ化されている戸籍の場合、除籍謄本は「除籍全部事項証明」、除籍抄本は「除籍一部事項証明」と言います。
大叔父は未婚であったため、記載があるのは
曾祖父の除籍謄抄本(除籍の全部事項証明書)。
曾祖父は自分の直系なので、取得できるだろうと
早速、戸籍がある市町村の市民課に依頼しました。
依頼は、専用フォームに記入するのですが、
請求理由欄というものがあり、自由回答形式だったため
正直に「軍歴証明照会のため」と記載しました。
幸いにして却下されることはなく、縦書きの手書きで書かれた
昔ながらの戸籍のコピーが送られてきました。
この際に難儀したのが、戸籍関係の書類発行の際に支払う手数料のお支払でした。
郵送請求だったため、
手数料は郵便局で取り扱っている「定額小為替」のみ。
定額小為替は、郵便局の貯金窓口でしか取り扱いがなく、
切手のようにコンビニでは買えないのです。
しかも、郵便局の貯金業務はだいたい昼の3時で終了し、
大都市の限られた郵便局でも6時くらいには閉まります。
当時は、郵便局が近くにない内勤OLであったため、
昼休み返上で少し離れた郵便局へ行かなければならず、
ここで少し時間がかかりました。
しかし、この除籍謄本がのちに兵籍窓口へ提出する書類にもなり、
軍歴証明取得の重要な一歩になりました。
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